大崎第一地区を中心に、品川区の人物や施設をご紹介します。時代とともに変わりゆく地域の姿と、そこに暮らす人々を通して品川区の魅力を共に再発見しましょう。
今回は教育総合支援センターについて、2025年度までセンター長を務めていた丸谷さんにインタビューしました。
まず、センターの概要について教えてください。
丸谷 前センター長(以下、丸谷):教育総合支援センターは、五反田文化センター内に設置されている、教育委員会事務局の出先機関です。教育事務係、不登校・相談担当、いじめ対策担当、学校支援担当、特別支援教育担当、指導主事が置かれ、教育に関わるさまざまな相談に対応しています。
こちらではどのような相談ができますか。
丸谷:教育相談室では、不登校や発達の心配、家庭での子どもとの関わり方など、教育に関わる悩みを幅広く受け付けています。対象は未就学児から高校生までで、公立・私立を問いません。相談は、電話でも対面でも可能です。
学校との連携も行っているのでしょうか。
丸谷:はい。学校支援担当では、区立小中学校を対象に、学校や家庭からの相談を受けて支援を行っています。不登校傾向の子どもへの関わりや家庭訪問、学校内での支援など、状況に応じた対応をしています。また、東京都から派遣された指導主事が、学校との連絡や調整を担っています。
不登校のお子さんが通える場もあるとお聞きしました。
丸谷:センター内には、主に心理的な要因で不登校となっている5年生から9年生の児童・生徒が通う「マイスクール五反田」があります。基本的に区立学校に在籍しているお子さんが対象で、開設時間は午前9時から12時までです。起立性調節障害などで朝の登室が難しいお子さんには、午後の来室に対応することもあります。

どのような人が対応していますか。
丸谷:それぞれの相談内容に応じて、心理士や教員免許を持つ職員、子どもへの指導経験がある職員などが対応しています。学校支援担当には、元警察官のスタッフも在籍しています。必要に応じて各担当が情報を共有し、連携しながら支援にあたっています。
そのほかには、どのような取り組みを行っていますか。
丸谷:特別支援教育担当では、就学前に特別支援学校や特別支援学級、通常学級などについての相談を受け付けています。入学後も、気になることがあれば随時相談に応じています。いじめ対策担当では、区立学校の全児童・生徒に、いじめ防止の授業で活用する専用ワークブックを配布しています。

今年度から始まった取り組みはありますか。
区立学校に区独自のスクールカウンセラーが配置されました。スクールソーシャルワーカーによる巡回支援とあわせて、児童・生徒が相談しやすい体制を整えています。学校の先生とも、より連携しやすくなり、気になる変化があった場合に早期発見・早期対応につなげていきたいと考えています。
読者へのメッセージをお願いします。
丸谷:不安や悩みを一人で抱え込まず、心配なことがあれば遠慮せずに、まずは代表の電話番号にご相談ください。保護者の不安は、お子さんにも伝わりやすいものです。センターでは、不登校支援のガイドブックやポータルサイトも用意しています。ぜひ活用していただければと思います。
教育総合支援センター
住所:品川区西五反田6-5-1 教育文化会館4階
電話番号:03-3490-2000(代表)03-3490-2005(お問い合わせ)
相談・受付日時:各担当・係によって異なりますので、代表またはお問い合わせ番号でご確認ください。
(編集委員 白根)

