一日野ますつかみ大会(はなぐるま 144号)

ますつかみ大会
第144号(2019.8.20発行)

 6月初旬、第一日野小学校にてPTA行事の『ますつかみ大会』が食育体験行事として行われました。

 当日は朝早くから『おやじの会』(PTA有志のお父さんたち)がグラウンドに大きないけす用のプールやテントを設置、活きの良い『ます』を準備してくれました。子どもたちは、いけすでの『ますつかみ』を楽しんだ後、そのますを6年生、PTA、おやじの会、地域の方々が捌き、調理して、いただきます。5月下旬から厳しい暑さの日が続いていましたが、当日は薄曇りの爽やかな陽気となり、子どもたちはびしょぬれになりながらも元気いっぱい『ますつかみ』を楽しんでいました。6年生は希望者のみでしたが、親子レクリエーションとして、自分のつかんだますとさらに他学年の子どもたちの分のますを捌き、調理しました。

 ほとんどの子どもにとって魚を捌く体験は初めてのことでしたが、捌くにあたり、地域の元保護者の方からの『食育』についてのお話がありました。『いただきます』の意味は『あなたの命を私の命に代えさせていただきます』であることや、『ご馳走さま』には食に関わっている人々が走るように急いで食材を食べる人に届けているからということ、という説明がありました。この話には子どもたちだけでなく、保護者も深く頷く姿がみられました。また、魚が苦手な子どもも自分がつかんだ魚ということで食べてみて『おいしい!』という声も聞こえていました。

 一日野『ますつかみ大会』は 学校、PTA、地域の方の協力のもと、子どもたちが楽しみながらも『命と食』について感じ、考えられる行事となっていました。
 

  (編集委員 小林)

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