大崎第一地区を中心に、品川区の人物や施設をご紹介します。時代とともに変わりゆく地域の姿と、そこに暮らす人々を通して品川区の魅力を共に再発見しましょう。
今回は大崎第一地域センターの支え愛・ほっとステーションについて、コーディネーターの森川さん、赤松さん、村上さんにインタビューしました。
まずは、活動内容について教えてください。
森川:住民の皆さんがお互いに支え合うことのできる地域づくりに向けて、①ほっとサービス(日常のちょっとしたお手伝い)②ほっと電話・ほっと訪問(毎月決まった日時に見守り電話・訪問)③フリースペースよりみち(誰でも参加できる集いの場)④救急代理通報システムと災害時自動安否確認システムの紹介 ⑤ひとり暮らし高齢者等の訪問支援 ⑥講座・交流会の企画などを行っています。主に65歳以上の方を対象としていますが、2025年4月から、年齢に関係なく相談をお受けできるようになりました。ボランティアである地域支援員の皆様に協力いただきながら活動しています。

皆さんについて教えてください。
森川:私は2024年4月から大崎第一地区を担当しています。もともと介護の仕事をしていました。バスケットボール部だったこともあり、スポーツ観戦が好きです。
赤松:私も2024年4月から大崎第一を担当しています。福祉系の大学在学中に、地域福祉に興味を持ったことがきっかけで社会福祉協議会の職員になりました。休日は子どもと一緒に過ごすことが多いです。
村上:2025年7月から社会福祉協議会の職員になりました。今までは保育士として働いていました。最近は新しいゲーム機を購入し、熱中しています!
印象に残っているエピソードを教えてください。
森川:「広い道路の横断歩道を一人で渡るのが不安」という相談を受け、地域支援員の方に同行していただいたことがあります。とても喜んでくださって、私自身もとても嬉しくなったのを覚えています。地域の皆さんの声にしっかりと耳を傾け、こうした小さなお困りごとに寄り添うことの大切さを改めて実感しました。
村上:私は支え愛の職員になったばかりですが、地域支援員の方々のお人柄に感動しています。初対面でも親しみやすく温かく接してくださり、こうした交流や支援の輪を広げたいと思いました。
赤松:地域の役に立ちたい気持ちは、どなたの心にもあると思います。自分にとっては些細なことでも、誰かにとっては大切な支えになります。そんな支え合いの循環ができれば嬉しいです。地域支援員は1回30分から参加できますので、興味を持っていただいた方はぜひ一度お電話ください。
今後の展開について教えてください。
森川:広報活動をより積極的に行い、必要とされる方に必要な情報が届くようにしていきたいと考えています。また、各地域から寄せられるお困りごとの声を丁寧に集め、その地域で解決できる体制を整えることを目標としています。家の近所でないと参加が難しい方も多いため、地域の団体と連携して活動拠点を増やしたいと考えています。年に一度でも構いませんので、お借りできる場所があればぜひ貸していただきたいです。
赤松:自治会をはじめとする大崎第一地区のコミュニティやネットワークがあってこそ、私たちの活動も成り立っています。今後も皆様のお困りごとを出発点としながら、普段の暮らしがより豊かなものになるようお手伝いしていきたいです。
大崎第一支え愛・ほっとステーション
お問合せ先:03-6421-7810
対応時間 :月〜金曜日(祝日除く)9:00~17:00
担当 : 森川・赤松・村上
(編集委員 古郡)

