大崎第一地区を中心に、品川区の人物や施設をご紹介します。時代とともに変わりゆく地域の姿と、そこに暮らす人々を通して品川区の魅力を共に再発見しましょう。
今回は今年の8月25日にリニューアルオープンした中原児童センターについて、三井館長にインタビューしました。
新施設について教えてください。
三井館長(以下、三井):今まで通り1階・2階は保育園です。3階には受付、図書室、遊戯室、集会室、親子サロン、相談室があります。4階は運動ができるクラブ室や本格的な機材が揃った音楽スタジオ、5階はバスケットゴールがある屋上です。
新施設の特徴やこだわりを教えてください。
三井:児童センターのコンセプトは、子ども達のサードプレイスとなること。何より大切にしたいのは、子ども達にとって居心地の良い場所であることです。新施設では木材を多く使用することで、温かみがありほっとできる空間にしました。畳を敷いた図書室はゆっくりできる場所として人気です。乳幼児親子も来館しやすいよう、エレベーターの位置などや動線を考慮し、ベビーカーでも動きやすい館内になりました。旧施設では遊戯室の隣に屋上がありましたが、新施設では屋上は単独施設として高さが出せるようになり、本格的なバスケットゴールを設置することができました。中原児童センターの特徴の一つである本格的な機材を導入した音楽スタジオも引き続き活用してほしいです。
また、日曜・祝日も利用できるようになったことで、親子で遊びに来てくれる方が増えました。

9月6日にリニューアルイベントが開催されましたね。
三井:当日は400人以上が来場してくれました。ふらっと寄ってくださる方も多く、地域の方に広く知っていただける機会になりました。アクセサリー作りやスラックラインの体験、しながわシティスポーツクラブの選手によるバスケットボール講座など、館内は常に楽しそうな子ども達の声が聞こえました。



今後、新施設でどのような取り組みを予定していますか?
三井:引き続き、子ども達がやりたいことを見つけて形にできるようにサポートしたいです。毎年12月に開催する「中原ふぁみりーフェスティバル」は、内容決めから当日の運営まで、子ども達と一緒に行います。それ以外にも、施設をうまく活用しながら、自主性を育て、自己実現できる場所であってほしいです。児童センターは中高生も利用でき、毎週水曜・木曜の18時〜19時はティーンズタイムとして中高生のみが利用できる時間を設けています。幅広い年齢の方に施設を利用していただきたいと思います。
中原児童センター
住所:品川区小山1-4-1
電話番号:03-3492-6119
開設時間:9時〜18時(水曜・木曜の18時〜19時はティーンズタイム)
※年末年始(12月29日〜1月3日)は閉館。
(編集委員 古郡)

