四日野らしいコミュニティ・スクールを目指して(はなぐるま 146号)

はげみ学習ボランティアの様子
第146号(2019.12.20発行)

 第四日野小学校で品川コミュニティ・スクール(=CS)が始まって2年目になります。これまでも地域、町会と密接に関わり、数多く保護者ボランティアが参加していたので、更に適材適所の支援活動を考えています。子どもたちの学校生活の充実はもちろん、関わってくださる大人も活動後に気持ちよく帰っていく、そのような場となるよう心がけています。

実際の活動

 はげみボランティアは朝と昼15分間のはげみ学習の時間に計算ドリルの丸付けや漢字の書き順を見ます。姿勢や鉛筆の持ち方を指導、集中して取り組むよう促します。校長先生、副校長先生も同席する連絡会では活動での疑問点を共有し、話し合います。
 

 さつまいもくらぶは校舎屋上にある畑で2年生が食育授業で育てるさつまいもの苗植えから収穫までを手伝います。指導はガーデンマスター(後述)メンバーが行い、2年生保護者が参加しています。

2年生・屋上でさつまいも苗植え

 家庭科サポートはほぼ毎週、5・6年生の授業補助に入ります。授業以外にもミシンの動作確認や家庭科準備室の整備のため集まります。
 

 行事サポートは学芸会のセット作り、展覧会の受付、自転車教室、茶道教室、町たんけん、校外学習で必要な介助付き添いなど必要に応じて活動します。

 地域との関わりとしては2年生の地域インタビュー、3年生のお店の仕事体験で近隣商店街にご協力いただいています。地域主催の区民まつりにはよんひのコミュニティ・スクールのブースを出させていただき、活動を紹介しながら子ども向け工作やハーブティーの配布を行います。

 おはなし会は主に中休みに絵本の読み聞かせをします。今年から読書タイムでの読み聞かせにも挑戦しています。
 

 折り紙隊は校門掲示板を月ごとに季節の華やかな折り紙で飾っています。通りかかる保育園の子どもたちや地域の方にも好評です。
 

 ガーデンマスターは屋上緑化活動として、菜園で植物好きのメンバーが情報共有しながら無農薬野菜を育てています。

よんひのっ子未来塾 

 未来塾とはCSが実施する補習学習で、東京ベーシックドリルに加え、漢字ゲームや理科実験など様々なアプローチで楽しく学習できるよう免許を持つ指導員が中心になって教材を用意します。水曜の放課後は高学年の希望者向けに補習を行っています。今後は低・中学年でも実施を予定しています。

未来塾の理科実験教室

よんひのCSチーム(CS=コミュニティ・スクールの略) 

 本校にはCS担当教員と学校地域コーディネーターの他に3名のアシスタント・コーディネーターがいます。PTA他で深く本校に関わってきた元保護者がそれぞれの得意分野(広報、地域連携、ボランティア対応)で活動に関わっています。

今後について(よんひのCSチーム座談会より) 

 児童数が増えると必要な支援も増えてくるので、よんひのCSを知ってもらって門戸を広げる必要があります。今後、地域の方に参画いただく工夫としては町会イベントへ出かけて広報活動を行うのはどうか?という話が出ました。PTAからも学校が必要とする支援をしたいとお話をいただいているので、CSが橋渡しをして協働できる活動についても検討することになりました。
 よんひのCSの活動が新たなコミュニティを生むきっかけになっています。3つの「あ」=「あせらず、あわてず、あきらめず」を心がけて、子どもたちも周囲の大人たちも楽しく過ごせる学校を目指します。

(第四日野小学校地域コーディネーター 清水)

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