大崎第一地区を中心に、品川区の人物や施設をご紹介します。時代とともに変わりゆく地域の姿と、そこに暮らす人々を通して品川区の魅力を共に再発見しましょう。
今回は大崎警察署について、滑川署長にインタビューしました。
まず、署長のご経歴を簡単に教えてください。
滑川署長(以下、滑川):2026年3月9日に大崎警察署長として着任する前は、警視庁本部の生活安全部保安課などで勤務していました。警察官という職業を選んだのは、「人の役に立つ仕事をしたい」という思いからです。この春で勤続28年目を迎えますが、初めて交番に立ったときの緊張感は今でもよく覚えています。
警察署には、どのような部署がありますか。
滑川:署内の庶務を担う「警務課」のほか、交番やパトカーを運用する「地域課」、交通指導や事故捜査を行う「交通課」、防犯対策や少年問題などを担当する「生活安全課」、犯罪捜査を担う「刑事課」などがあります。また、意外に知られていないのが「警備課」で、テロ対策だけでなく、災害時の人命救助活動なども消防と連携して行っています。
困ったことや相談したいことがあるときはどうすればよいでしょうか。
滑川:警察署の総合窓口や近くの交番に来ていただいてかまいません。また、「犯罪や事故は発生していないけれど困っている」「どこに相談すればいいか分からない」といった場合は、相談専用ダイヤル「#9110」をご活用ください。警察は決して敷居の高い場所ではありませんので、困った時は気軽に相談していただきたいと思います。
現在、力を入れている防犯対策などを教えてください。
滑川:最近は国際電話を利用した「特殊詐欺」が非常に増えています。対策として、警視庁の防犯アプリ「デジポリス」の活用をお勧めしています。このアプリには国際電話や既知の詐欺番号を自動でブロックする機能があり、怪しい電話に出てしまうリスクを減らすことができます。また、交通安全の面では、2026年4月から自転車の交通違反に対する「青切符」制度が導入されました。導入されたばかりで、どのような場合に違反となるのか分からないという声もあるため、交通ルールの周知や指導を進めていきたいと考えています。

どのようなときに仕事のやりがいを感じますか。
滑川:事故や事件の件数が減ることもそうですが、やはり一番は感謝の言葉をいただいた時です。交通指導を続ける中で地域の方から「自転車のマナーが良くなったね」と声をかけていただいたり、事件を解決した際に被害者の方から感謝されたりすると、この仕事をやっていて良かったと感じます。
今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
滑川:今後もさまざまな機会を通じて、「防犯」「交通安全」「災害時の対応」といった情報を積極的に発信していきたいと考えています。また、大崎・五反田エリアには繁華街もあります。皆さまに安心して楽しんでいただけるよう、客引きや違法店への対策にも力を入れていきたいと考えています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
滑川:地域の安全は、警察の力だけでなく、皆さまの協力があってこそ成り立ちます。我々も皆さまに寄り添い、全力で取り組んでまいりますので、ぜひ警察の活動に関心を持っていただければ幸いです。また、警察官はやりがいをもって働ける仕事です。進路のひとつとして、興味を持っていただけるとうれしいですね。
大崎警察署
住所:東京都品川区大崎4丁目2番10号
電話番号:03-3494-0110(代表)
◆お困りごとや不安を相談したいときは、警察相談ダイヤルをご活用ください。発信地を管轄する都道府県警察本部の相談窓口につながります。
警察相談ダイヤル:#9110
(編集委員 白根)

