品川区長期基本計画の将来像・3つの理念を支える5つの都市像の一つに「暮らしを守る安全・安心都市」が謳われています。今回は、私たちのまち、大崎第一地区で町会・自治会の皆さんのさまざまな取り組みをご紹介します。
防犯カメラ
大崎第一地区の各町会・自治会では、平成17年度から品川区の地域見守り活動事業に対する補助金を活用して、自主防犯対策の向上を図り、安全で安心に暮らすことのできるまちづくりを目指して22町会で合計243台の防犯カメラを設置しています。
この防犯カメラに記録されているデータにより、大崎警察署に協力しての事件・事故等の検証はもとより、ゴミの不法投棄の抑止力になるなどの結果がでているそうです。
私たちの監視の目のほかに243個のレンズが町会・自治会の皆さんの活動とともに、私たちの住むまち、住み続けたいまちづくりに大きく貢献しています。うっかりとタバコのポイ捨てもできませんよ。
(事務局)
自主防犯(池田山町会防犯パトロール)
イチモク サンカ!!
池田山町会では、毎月「第一木曜日と第三火曜日」に自主参加の町会員と大崎警察署員により徒歩で約1時間、地域内の防犯パトロールを実施しています。
表題の「イチモク サンカ」は、1行目の「一木 三火」を「一目散に参加する」との意味を込めて実施日を覚えやすいようにしたものです。町会が主体となった防犯パトロールのきっかけは、 この地区でも頻発していた「侵入盗」「ひったくり」などの犯罪を自分たちで何とか阻止したいとの思いか ら、警察関係の勧めもあって町会役員会が立ち上がり 平成19年4月から開始しました。
最初は歩いて異常なところを目視するだけでしたが、それでは退屈なので途中からは行政が作成した防犯や防火また、交通安全などのチラシをポスティングしながらパトロールをしています。
これに加え、同20年2月からは町会員の自家用車に青色回転灯を付けた(要・警察署の許可)夜間のパトロールも随時実施し、犯罪抑止に努めています。その結果、近年では上記犯罪の発生件数も減少しているようです。
(編集委員 中村)
特殊詐欺(生活安全担当)
品川区内の特殊詐欺発生件数(平成30年1月~8月)は142件、被害総額は約2億6千万円で、特に「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」が増加傾向にあります。
大崎警察署管内では、特殊詐欺発生件数は15件、被害総額は約1千7百万円となっています。地域活動課では、高齢者等に対する被害を、未然防止するための対策として、区内居住の高齢者(65歳以上)の方に自動通話録音機の無料貸出しを行っています。自動通話録音機を、自宅の固定電話(黒電話を除く)に接続すると、警告メッセージと録音機能により犯人に通話を断念させ、被害を未然に防止する効果があります。
貸出し窓口は、地域活動課生活安全担当の他、消費者センター、区内4警察署(大崎・大井・品川・荏原)となっておりますので、お問い合わせください。
(地域活動課生活安全担当)